妻の旅行
『妻の旅行』
母親が、旅行に行くからと息子に小遣いをもらいに来た際、父親の愚痴をたんまりこぼしていったらしい。旅行に行くのが気に入らないのか、ぐちぐちとうるさいんだとか。これを聞いた息子は父親を呼び出し、気持ちよく旅行に送り出してやれ、と話すが、父親からは逆に、母親の数々の愚痴を聞かされる。
「おれはお前より長く母さんとつきあってるんだ」をちょいちょいはさみながら、妻(母さん)がいかにひどいかを、なぜぐちぐち言うのかを息子に語り尽くす。数々のエピソードを聞かされた息子は段々と閉口していき、父さんも苦労してるんだなーという、ごく普通にあるかもしれない親子の、家族の会話の落語。
元は桂文枝(三枝時代)師匠の創作落語であり、本来のサゲは、妻が出ていき清々したと思ったら戻ってきて「一人行けない人が出たから一緒に行こう」というのだそう。はん治師匠のサゲがどんなだかはちょっと忘れてしまった。
2018-01-05 21:01
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