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粗忽の使者 [さ]

【粗忽の使者】

 粗忽モノのジブタじぶえもんが、殿から使者を言い付かる。

 家来を一人連れて出かけるが、道中は家来が居たから大丈夫だが
 先方の屋敷に入ると家来はついてこられないため、
 自分の名前もアヤフヤになり、終には何故来たのかを忘れてしまった。

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タグ:市馬
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粗忽の釘 [さ]

【粗忽の釘】

 引越しをしてきた家の亭主が、ホウキをかけるから
 釘を打って欲しいとカカアに頼まれるが、
 たたき上げの大工だぜ!と腹立ちながら打ったので
 8寸の瓦釘を薄い壁に打ってしまった。

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タグ:鯉昇
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千両みかん [さ]

【千両みかん】
 近ごろ、若旦那の元気が無く伏せがちなのを気にして医者に見せたところ
 何か気に病んでいる様子、このまま元気にならなければ数日で・・・という診断を受けた。

 この家の番頭が若旦那に何か心配事があるなら・・・と聞き出してみたところ、
 瑞々しいあのみかんが食べたいと焦がれていたのだ。


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タグ:喜多八
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三年目 [さ]

【三年目】


病床に伏せてしまった女房・お花にはもう手の施しようが無いので
最期に言いたいことがあれば聞こうと亭主がお花に話しかける。

お花は、心残りは無いが、あるとすればおまえさまだ、と言う。
私が死んだ後は新しい女房をもらうでしょう。するとその方を可愛がることになる。
そうなると悔しいからそれが心残り・・・

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タグ:都んぼ
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七度狐 [さ]

【七度狐】
 喜六と清八が稲荷のお参り帰り、小石を投げて遊んでいたところ
 その小石が草むらで寝ていたキツネの額にぶつかってしまう。
 出血もみられ、キツネはこれに怒り小石を投げた男二人を
 だまくらかしてやろうとたくらむ。

 二人の目の前に大きな川が現れる。以前着たときはこんなの無かったのに、
 と清八が悩むが、まあ石を投げてみたら「ガサガサー」と聞こえたので
 水の下は麦畑であろうと判断し着物を脱いで
 荷物と一緒に頭の上にまとめあげ、川を渡り始めた。

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タグ:吉の丞
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三十石 [さ]

【三十石】
 喜六と清八。淀川を三十石船で下ろうというとき。

 船が出るまでまだ時間があるので
 宿で食事を済ませる。ざわつきながら食事をし
 いよいよ船に乗り込んだ。

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タグ:吉弥
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蛇含草 [さ]

【蛇含草】じゃがんそう

 フンドシに甚平姿で遊びに来た男。

 キレイな家でいいな~と友だちの家の中を褒めてると
 神棚に草があるのを見つける。

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タグ:吉弥
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仙台高尾 [さ]

【仙台高尾】(=反魂香の一部?)

 高尾太夫が、仙台公に見初められ、一晩を過ごした。
 翌朝帰っていった仙台公に対し高尾は文をしたためる。

 忘れるヒマが無いくらい毎日考えている。
 思い出すテマが省けている~て風な文章がさらさらっと書いてあり
 名文なんだそうで、これに更に太夫が欲しくなる仙台公。
 何回かその後にも通うが、なにぶん女の扱いに慣れていないので
 雰囲気などありもせず・・・
 先にもらった文のように賢い太夫をあんなところにおいておくのは
 忍びない、と思った仙台公は、太夫を身請けすることにした。

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タグ:幅丸
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雑俳 [さ]

【雑俳】
 八っつぁんがご隠居のところへ遊びに来る。
 ご隠居は働きもないのにどうして毎日そうやっていられるんですか?
 と聞かれ、隠居といって娘夫婦から仕送りをしてもらっていること、
 俳句が趣味であることなどを八っつぁんに話すと、
 俳句ならやったことがある!とのってくる。


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タグ:昇吉
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しじみ売り [さ]

【しじみ売り】
 小僧が、雪の振る中しじみを売って歩いている。
 とある家のお勝手口からしじみはいらないか、と声をかけると
 留守番役の男から「草履盗人だな?!」とあらぬ言いがかりを付けられる。
 今日は町のお祭で酒を呑む。すると明日は二日酔いになるから
 そしたらしじみ汁を飲めばよく効くから、だから買ってくださいと言っても
 盗人だ、と男が怒鳴り散らし小僧と言い合ってるところへ
 その家の主・親方がやってくる。

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