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たけのこ [た]

『たけのこ』


隣家の庭のたけのこが垣根を超えて我が家の庭に顔を出したので、これを食べようと思ったが、それではおもしろくないので、隣家と少し遊ぶことにして、たけのこを武士に見立てて、言葉遊びを仕出します。たけのこを「不届き者」として、「亡骸はお返しいただきたく…ついでにかつおだしもついておればありがたい…」「もう手遅れでござる、既にはらにおさめてござる」と返し、たけのこの皮を隣家へ送りました。


「なんと!可哀や…かわいや…皮イヤ…」


タグ:喜多八 小八
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たち切れ線香 [た]

【たち切れ線香】
 大店の若旦那が、花街の芸者・小糸に惚れこんでしまい
 お茶屋に通い詰めていた。金遣いが荒くなってきたことを
 懸念した親旦那が親戚連中を呼びどうしたものかと話し合う。

 これが気になっている若旦那は、座布団やお茶の世話を手伝っていた
 丁稚を呼び、大人たちが何を話しているか教えてもらう。
 大人達の口からは、若旦那にとってよくないことばかり。
 のら作業の果てに倒れるとか物貰いをさせようとか
 金を湯水のように使っていた若旦那はこれを丁稚から聞いて
 頭に血が上り、大人たちの話し合いの場へ乗り込んだ。 

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茶の湯 [た]

【茶の湯】

 とある大店の旦那さまが、息子にその家督を譲り自分は根岸の隠居所で
 ひっそりと暮らし始める。

 が、毎日のんびりしていてやることがなく退屈で仕方がない。

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タグ:鯉昇
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辰巳の辻占 [た]

【辰巳の辻占】=辻占茶屋

 ひょんなことから大金を手にした男は一人の頼れるご隠居にこの金を預ける。
 ほれ抜いている芸者にこのことを話すと
 「盗られちゃうといけないから、あたしが預かっててあげる。
 ご隠居のところから持っておいで」
 と言われたので、この事をご隠居に話すと、どうも怪しいと言い金を渡してくれない。

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タグ:染丸 蝠丸
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短命 [た]

【短命】

 ご隠居のところに、弔いの言葉を教えてくれ、とやってきた男。
 よく話を聞いてみると「三度目の弔いだ」という。

 

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タグ:右左喜 吉弥
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唐茄子屋政談 [た]

【唐茄子屋政談】

 遊び呆けていたため勘当された若旦那・徳は、
 行くところが無いため出入りの職人の親方の家に寄ったが、
 若旦那を家に入れたら出入り禁止にすると言われているから
 出て行って欲しいといわれる。

 誰にも相手にされず、そのうちお腹が空いてきた。
 歩きつかれそこら辺で横になり夜を過ごすがそのうち身も汚れてくる。
 天気は晴れの日ばかりではなく、雨が降り続く中を汚れを落とそうと
 雨に当たり続けるが、夜になれば雨は上がってしまった。

 着の身着のまま街をふらつくうちに、吾妻橋にさしかかった。
 腹は減ったし声は出ないし、ここから飛び降りれば・・・と
 欄干に足をかけようとしたところを偶然通りかかったおじさんに助けられる。
 おじさんは勘当された徳だとは知らず助けたが、徳だとわかり驚く。
 何でもするから、と懇願し、達磨横丁のおじさんの家まで連れられて行く。

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タグ:圓菊
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てれすこ [た]

【てれすこ】
 これまで見た事のない魚が網にかかった。
 村の物知りに聞いても、長老に聞いてもなんだかわからない。
 しょうがないので奉行所へ届け出た。

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タグ:鯉昇
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手水回し [た]

【手水回し】

 田舎の宿に大阪から来た旅の人から
 「手水をまわしておくれ」と頼まれた仲居は
 「宿の主に聞いて参ります」と言い下がっていった。
 主にこの事を尋ねると、厨房へ行け、と言われるが
 料理長も「手水」のことが何だかわからない。
 

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タグ:雀々 佐ん吉
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つる [た]

【つる】
 つる、の意味をご隠居に聞きにくる。
 でもご隠居もそんなのは知らないので、適当に答える。

 始めは首長鳥と読んでいたが、ある日オスの首長鳥が、
 唐土の方角からツーと飛んできて、松の枝にポンととまる。
 次にメスがルーと飛んできて、それで、ツルや。


 これに納得したのか、友人にこれを披露しようと、
 聞いたとおりのことを話すがうまく言えない。
 なんだか混乱してうまく言えない。

 何度かご隠居と友人のところを行き来して
 メスの首長鳥が飛んでくるところまで話せたが・・・

 「オスの首長鳥がツーと飛んできて、ルッと松の枝にとまる。
  次にメスの首長鳥が・・・・だまーって飛んでった~」


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2008年7月29日 桂吉弥発売記念サイン会付き落語会@内幸町ホール
タグ:二乗
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胴斬り [た]

【胴切り】

 新しい刀を手に入れ、試し切りをしたくなった侍。
 大根や人参などでは生ぬるいので、夜道、マヌケなヤツがいたら
 そいつで試し斬りさせてらもおうと待っていると
 ほろ酔いの与太郎がやってくる。
 
 足音を立てないようにそーっと後ろから近づいて
 ズバーっと刀を動かすと胴体がポーンと火消し用の水が貯めてある
 木樽のフタにポンと乗った。

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タグ:まん我
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