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年末に聞きたい落語 [な]

落語の記事を書くのは久しぶり・・・


年末も目の前なので、息抜きに(私が)聞きたい落語をピックアップ。


一つ目は「二番煎じ」。2008年に記事を書いていました。→https://ra9go.blog.ss-blog.jp/2008-04-19-8

キィーンと冷え切った空気の中、見廻ってきたA班が番小屋で猪鍋を囲む話。ハフハフと鍋を頬張る様子がとっても楽しくて美味しそうで、口の中が一緒に猪鍋を食べているかのように・・・(笑)


*   *   *



二つ目は「掛取り」。年末になるとやって来る借金取りを相手に、色々と演る話。

掛取りは記事書いてませんでした、たぶん、実際に聞いた事はないのかもしれない、覚えてない・・・(笑)


一年間の、いろいろなものの代金の徴収にやってくる方方の商人たち。彼らの趣味趣向を把握している八五郎が、俳句や都々逸、相撲甚句を披露していく話で、柳亭市馬師匠はとにかく唄がうまい上に、お相撲が大好きな師匠なので、こういう相撲甚句を落語に入れ込んで、ほぼ歌います。楽しそうで、聞いてるほうも楽しい。


*   *   *


三つ目は「芝浜」。あれ?芝浜も記事書いて無かった・・・芝浜は何度か生で聞いた事があるので、近いうちに書いて置こうと思います、記録ね記録。


それで年末の定番なわけだけど、古今亭志ん朝師匠のコレを好んで聞きますねー、声や話すスピードがいいのかな。


芝浜は、飲んだくれて本業を疎かにしている亭主が、おかみさんの機転で立ち直る話で、このおかみさんが機転を利かせるところが見せ所だと思うし、聴くたびに実はこっそりとハラハラしています(笑)バレないんだけど。バレないんだけども。


*   *   *




タグ:市馬 志ん朝
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煮売り屋 [な]

【煮売り屋】
 
 清八と喜六のふたり、お伊勢参りに行こうと東へ東へでかける。
 途中お腹が減った喜六が騒ぎ出した。

 煮売り屋があるからそこに寄ろうということになり
 店に入ってみると・・・

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タグ:雀々
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のめる [な]

【のめる】=二人ぐせ

 「つまらねぇ」というのが口癖の八五郎と、
 酒が「のめる」というのが口癖の熊さんが
 互いの口癖があまりにもひどいので
 これから一回言ったら罰金な!という約束を交わす。

 そしてすぐに熊さんは八五郎にいっぱい食わされ
 金を巻き上げられてしまった。
 あまりにも悔しいので隠居の知恵を借りようとやってきた熊さん。

 話を聞いて、隠居は熊さんに言う。
 「練馬の大根を100本もらったから醤油樽につけようと思ってる」
 と言え、と教えられる。
 八五郎はきっと「たぶんそれはつまらねぇ」と言うだろうから、と。
 ご隠居に言われた通り八五郎のところへ行く。

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タグ:市馬 吉窓
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ねずみ [な]

【ねずみ】
 宿場の入口で、左甚五郎に声をかける小僧がいた。
 うちの宿に泊まって欲しいと言う。

 「今晩うちに泊まってくれたら、おとっつぁんもあたしも助かるんです」

 これを聞いて、人が助かるならとこの小僧のところに
 泊まることを決める。小僧は続けて甚五郎に言った。

 「布団屋から布団を借りてくるので、前金でお金をください」
 更に、旦那さんを宿にご案内してから布団屋に行くと
 いい布団が借りられないので、宿へはひとりで行ってください。
 あたしは布団を借りてきますからと続けた。

 宿の場所は、通りをまっすぐいった大きな宿屋・虎屋の斜向かいの
 「ねずみ屋」がそうだと聞き行くと、
 たしかにたいそう大きな宿屋があって、その斜向かいに小さな宿があった。

 宿の主人に声をかけていると、先ほどの小僧が戻ってきた。

 「あ、旦那さま、これからご飯を作るんじゃ時間がかかるので
 お寿司なんかとってきましょうか?」

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タグ:歌丸

長屋の花見 [な]

【長屋の花見】(=貧乏花見)
 「貧乏長屋」で知られる長屋の大家が、店子を呼びつけた。

 なんでも、貧乏長屋と呼ばれている厄を祓いたいから
 ちょうど上野の桜が身頃だからみんなで花見に行こう、というのだ。

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タグ:米朝 鯉昇

寝床 [な]

【寝床】
 大店の旦那さまが、道楽で義太夫をはじめる。
 義太夫の師匠が「お上手です、旦那さま」なんて褒めるものだから
 その気になってしまった旦那は、
 第2回目の義太夫の会の開催を思いつく。

 それを聞いた、招待された長屋の者は、皆、
 何だかんだと理由を作って欠席しようとする。

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タグ:圓菊

二番煎じ [な]

「二番煎じ」
 夜の見回りをするために、大棚の店主達が多数集まっている。
 大人数なので二手に分かれて見回りをすることになる。

 最初に見回りに出た組が交代の為に番屋に戻ってくると
 一番年長の旦那が懐から酒を取り出す。
 ダメだ、ダメだといいながら熱燗をし、薬湯だといいつつ呑みはじめる。
 ついには鹿肉、味噌、ネギまで持ち込み、鍋を囲む。
 そこへ役人が見回りに訪れた。

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タグ:たい平 鯉昇

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