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松丘亭寄席 [寄席・落語会]

月にいっぺんの松丘亭に行ってきました。

先月に比べたら客数は少なく感じましたが
客が多かろうが少なかろうが、
先月来てた「ビジネス目的の男女」が居なかったので
それはそれは気持ちよく過ごせました。
今夜は初めてさんが多いようだ、とは世話人おじさんの話です。
先月と話す順番、前座さんが代わって、
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 笑福亭羽光 犬の目
 神田愛山 七人目
 柳家幅丸 墓見(安兵衛狐)
 瀧川鯉昇 てれすこ
 林家時蔵 豆屋
 三遊亭右左喜 竹の水仙
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開口一番の前座くんは、関西弁での「犬の目」でした。
前座くん、といっても芸人さんから落語家になった方で
まあいい年なんだそうです。妻子もあり、苦労人だとか・・。

愛山さんの「七人目」。先月と同じ小説からの一篇です。
なんでも予知能力のある女の子が何気なく口に出した言葉から
他人とは違う力があることに気づきました。
その他人と違う力を持つことの恐怖を知って力を封印して成長しますが
思春期になり恋敵を憎む気持ちから口に出した言葉が現実のものとなり
自分で怖くなってしまいました。これまで6人が命を落としていて
全て自分が口に出してのこと・・・これ以上誰かを恨むのは嫌だ、と思った女は
自分で自分をのろい、そして7人目・・・。Σ(・ω・ノ)ノ!

鯉昇さんとは開演前に喫煙所で少しだけ話が出来ました。
先月初めて松丘亭に行った時は緊張して話しかけられなかったのだけど
先々週の王子落語会の後でも少しだけお話することが出来てから
顔、覚えてもらえた感じ?
ダンナがトイレで鯉昇師匠と行き会って、「あぁ、このあいだは」みたいに
会話が始まったそうだから・・・(*^m^*)

右左喜さんの「竹の水仙」。
歌丸さん以外の竹の水仙を聞くのは初めてなので
終わり方がずいぶん違うことがわかって新鮮でした。
歌丸さんのソレは創作が混じっているんだそうです。
でもそもそも竹の水仙はサゲがない噺なので
如何様にも噺家の技?でもって作りあげることが出来るんでしょう(*^-^*)b



今夜は、開演後もバラバラとお客さんの出入りがあって
演者も客も落ち着かない瞬間が何度かありましたが、
大笑いは無かったものの「クスッ」「プハッ」なんていう笑いが
あちこちから聞こえてきてのんびりした寄席になりました(*^-^*)b

しばらく上方落語漬けだったので、久しぶりの江戸落語。
にぎやかな上方もよいけれど、静かに聞く落語もいいなぁ(*^-^*)
聞こえてくるのは虫の音と、それから終演後に開かれる
小宴会の肴を調理しているらしい湯気やニオイや炒める音っ。
そして・・・誰かのおなかの音。グーッ。


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