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五代目桂米團治襲名披露公演@新橋演舞場 [寄席・落語会]

今日も米團治(呼び捨てっ?)に行ってきました!

今日は先日の立川とちがう出演者だったし
新橋演舞場に行くのは初めてだったのでドキドキでした。
すぐ目の前に金田中(かねだなか?かねたなか?かなたなか?)があって
これが金田中かぁ!と、そっちに興奮・・・( ̄m ̄)=3

立川の時と違って、着物の方が多かったし、業界人らしいヒトもいたらしい・・・。
元フジテレビアナウンサーの山中さんのお姿も。
山中さんは吉弥さんの、内幸町ホールでの独演会にも来ていたのです。
落語好きなのね(*^-^*)b-----*----------*-----
1 吉弥「時うどん」
2 小朝「桃太郎」
3 ざこば「肝つぶし」
4 春團治「高尾」(江戸落語相当:反魂香)
 中入り
5 口上
6 小三治「道灌」
7 米團治「蔵丁稚」(江戸落語相当:四段目)
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開口一番は吉弥さんでした。先日の立川でも開口一番さんは時うどんだったから
最初の人は時うどんで、という指定だったのかしら?(*^m^*)

小朝さんの「桃太郎」は、桃太郎のストーリーをアレンジされたものになっていて
なかなか楽しい話でした。

ざこばさんは立川でも聞いた、肝つぶし。渋い着物でダンディ♪

春團治師匠で見たかったのは、羽織を脱ぐ瞬間!
左右違わず、スーーーっといつの間にか脱ぐのよ、すごかった~♪
しかも、話が「高尾(≒反魂香)でしょう、聞きたかった演目なので
ダブルでラッキー☆
仙台高尾の噺を違う寄席で違う落語家さんで聞いたことがあって
それの続きで 反魂香 というのがあると知って聞いてみたかったのです。

中入りがあけて、口上です。司会は南光さん。
このためだけに大阪から来られたそうです。大変だあ。
向かって左から、米朝師匠、小三治師匠、米團治さん、春團治師匠、小朝師匠、ざこば師匠。
米朝師匠は、戦争のない時代に落語が出来ることは幸せだ~
米團治は苦労がまだまだ足りない~落語界をお客さまにも盛り上げていただいて、
という風なことをおっしゃっておいででした。

ざこば師匠は入門時のお饅頭を選ぶエピソードを話し、次に小朝師匠。
正蔵師匠を引き合いに出し、「名前がその人に馴染むまで数年かかる。
正蔵も二年くらいは「こぶ平」のイメージが抜けなかった。
でも米團治さんは違う。前から「米團治だった」ような雰囲気がある。
これはもう、米團治という名を選んだんではなくて、
米團治という名が明くんを呼び寄せたんだと思う」
という風なことをおっしゃり、会場中で「ほほぉ~う♪」といううなづきが聞こえました。
小朝さん、うまいこと言うな~「5つながり」のエピソードを聞いたり、
先代米團治と学生時代につながりがあったことを聞くと
米團治になるべくして落語家になったんだろうと思うもの。

そして小三治さん。口上に何を言おうか話しあうことはしません。
だから今、何も考えていません。なんつって笑いを誘い、
米朝師匠と同人である「俳句の会」でのことを話されました。
会場入りして楽屋の米朝師匠に挨拶に行ったところ、
その会の話になったのだけど時間も無いのですぐにお暇して
口上のためにここに並んですわったら「俳句の会はまだやってるの?」と
小三治さんに聞いてきたんだそう。その話はさっき楽屋でしたでしょう(笑)と・・・(*^m^*)
おとっつぁんがこうものびやかなので、息子の米團治くんものびやかであるから、
まあがんばって欲しいみたいなことをおっしゃっておいででした。
先日のNHK番組を見た限りだとリウマチがたいそう辛そうだったけれど
今日は声にハリがあり体調は大丈夫だった様です。

口上最後は春團治さん。何をおっしゃったかあんまり覚えていなくて
でも最後に、ずずずぃ~っと!のところは鳥肌が立ちました。
米團治襲名をお祝いする瞬間に同席できたことがすごくカンゲキです!

口上の後は小三治さん。先ほどの口上で言い忘れたことがあるとひと言。
今は「米朝の息子」「人間国宝の息子」と言われるけれど、
いつかそれが取れる日が来るでしょう、取れたとき、
一人の落語家「米團治」としてどうなるのかが楽しみだ、とおっしゃって
中にはそういう「●●の息子」なんていう肩書き?をつけないと
聞いてもらえない二代目もいるわけで、なんてことをおっしゃり、
口上で言うには差しさわりがあるので~みたいなこともつぶやいて。
まあ・・・色々とね。
誰のことを言っているのか、おそらく会場中はわかっていたと思います。

そして米團治さん。この方、所作が物凄くキレイなのです。
舞台に登場してから高座に上がったところで着物の裾をピッとひっぱる方が多い中で、
米團治さんは着物の裾をはだけずに歩いてきます。
なのでピッが無いのです、きれ~ですよ。船場の商家の~というマクラから、
七段目か?と思いましたが、蔵丁稚(≒四段目)でした。
四段目は歌舞伎の演技が相当多く入るので
中途半端なアレではダメだどな~というのが感想。
でも米團治さんは今夏、歌舞伎を演じられたからその際の経験を生かして
声色や目つき、顔つきなど変化があって楽しかったです。
また新たな芝居噺が加わりましたっ(*^-^*)

場所が場所なだけに、立川の時よりも華やかな雰囲気でした。
客の年齢層も若干高めで落ち着いていたように思います。
新橋演舞場の座席はゆったりしていて・・・すわり心地もよくて
椅子に吸い込まれるように深く座っても前の方の頭が邪魔でなんてこともなく
それはそれは気持ちよく落語が聞けました。

これからの活躍を大いに期待しています。

来月初めの放送される「米團治スペシャル番組(番組名失念&調べるのめんどう)」
の録画予約を忘れないようにしなくちゃ~o(*>▽<*)o
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